「乾太くんが止まって、90と出た」
エラー90は、機器内部の過熱防止装置が働いたときに表示されるエラーです(リンナイの説明による)。熱がこもりすぎたので、危険を避けるために機械が自分で止まった、という状態です。
大事なのは、これが「掃除で直る場合」と「修理を呼ぶしかない場合」の両方があることです。この記事では、その見分け方までお伝えします。
リンナイが挙げているエラー90の原因
メーカーの案内では、次の5つが原因として挙げられています。
- 排気部の閉塞
- 糸くずフィルターのほこり詰まり・目詰まり
- 吸気フィルターのほこり詰まり
- 洗濯物が多すぎる
- 通風性の低い衣類を使っている
注目していただきたいのは、「排気部の閉塞」が一番目に来ていることです。エラー90は、フィルターよりもむしろ「乾いた湿気の出口がふさがっている」ときに出やすいエラーだと言えます。
まず試すこと
順番に進めてください。ここまでで直るケースがかなりあります。
1. 糸くずフィルターと吸気フィルターの両方を掃除する
糸くずフィルターは毎回掃除していても、吸気フィルターは何年も触っていないというお宅がよくあります。両方です。表面のほこりを払うだけでなく、光にかざして網目が詰まっていないか見てください。
2. 洗濯物の量を減らす
厚手のバスタオル、ジーンズ、防水性のあるものなど、風を通しにくい衣類が多いときも同じことが起きます。一度、量を半分にして回してみてください。
3. 排湿吹き出し口を掃除する
本体の背面や側面にある、ダクトをつなぐ部分です。メーカーもワイヤーチューブブラシでの清掃を案内しています。ここはご自身で届く範囲です。
4. 運転スイッチを切って、入れ直す
過熱防止装置が働いたあとは、ガスが自動的に止まって冷却運転に入ります。冷却が終わってから、あらためて運転してください。
それでも出るなら、詰まっているのは「出口の奥」です
ここまでやっても90が出るなら、ふさがっているのは手の届く場所ではありません。乾太くんが湿気を屋外へ押し出す、その通り道の奥です。
まず、屋外の排気フードを見てください
外壁についている、風が出てくるカバーです。ここに糸くずがフェルトのように貼りついて、目をふさいでいることがあります。

運転中に、この排気フードへ手を近づけてみてください。しっかり温かい風が出ていれば、通り道は生きています。ほとんど風を感じないなら、どこかがふさがっています。
そして、その奥のダクト内部
排気フードをきれいにしても、しばらくするとまた90が出る。そういうときは、壁の中を通っているダクトの内部に糸くずが層になって残っています。

乾太くんが出す空気は、湿気と糸くずを大量に含んでいます。これが内壁に貼りつき、乾いて固まり、少しずつ層を厚くしていきます。掃除機のノズルもブラシも、この奥までは届きません。

掃除で直る場合と、修理が必要な場合の見分け方
この記事でいちばんお伝えしたいところです。症状の出方で切り分けられます。
| 症状 | 考えられること | 対応 |
|---|---|---|
| フィルターを掃除したら消え、その後は出ない | フィルターの詰まり | 解決。定期的な清掃を |
| 洗濯物を減らしたら止まらなくなった | 入れすぎ・風を通しにくい衣類 | 解決。量を調整する |
| フィルターを掃除しても、数日でまた出る | 排気の通り道の詰まり | ダクト内部の清掃 |
| 05と90が交互に出る | 排気の通り道の詰まり | ダクト内部の清掃 |
| 掃除しても、すぐ・毎回出る | モーター・ファンベルト・電装ユニット等 | メーカーの修理 |
判断の軸は「掃除したあと、どれくらい持つか」です。掃除で一度消えて、しばらく使えて、また出る。これは通り道が細くなっているサインで、清掃の範囲です。掃除の直後から毎回すぐ出るなら、機器そのものの不具合を疑ってください。
05と90が交互に出るときは
エラー05は「フィルター詰まりの検知」、エラー90は「過熱防止装置の作動」で、表示は違いますがどちらも空気が流れていないことが引き金です。
この2つを行き来している場合、原因は1か所、しかも排気側にある可能性が高いとお考えください。フィルターだけを掃除しても、片方が消えてもう片方が出る、という状態を繰り返します。
エラー05そのものの手順は乾太くんのエラー05|自分で直す手順と、消えないときの本当の原因にまとめています。
他のエラーコードとの違い
乾太くんのエラーは、清掃で直るものと、そうでないものがはっきり分かれます。
| コード | 意味 | 清掃で直るか |
|---|---|---|
| 90 | 機器内部の過熱防止装置が作動 | 可能性が高い(原因の筆頭が排気部の閉塞) |
| 05 | フィルター詰まりの検知 | 可能性が高い(排湿吹き出し口の詰まりを含む) |
| 45 | ドラムの回転異常 | まず洗濯物を減らす。改善しなければ修理 |
| 61 | ファン回転数異常 | 清掃では直らない。修理 |
| 11 | 点火不良 | 清掃では直らない。修理 |
61と11が出たときは、ダクトを清掃しても直りません。清掃業者ではなく、メーカーや販売店に修理を依頼してください。ここを間違えると、余計な出費になります。
やらないほうがいいこと
棒や針金をダクトに突っ込まない。排湿ダクトはアルミの薄い蛇腹でできているものが多く、簡単に破れます。破れると湿気を含んだ排気が壁の内部に漏れ、清掃ではなく壁を開ける工事になります。
エラーが出たまま運転を繰り返さない。90は過熱を検知して止まっている状態です。表示を消すためだけに再運転を繰り返すのは、機械にも住まいにもよくありません。
プロに頼む目安
- フィルターを両方掃除しても、数日でまた90が出る
- 排気フードの糸くずを取っても再発する
- 05と90が交互に出る
- 運転中、屋外の排気フードから風がほとんど出ていない
- 設置から5年以上、ダクトを清掃したことがない
エラーが出る前に気づきたい方は、乾太くんの排湿ダクトが詰まっているサイン7つもあわせてご覧ください。
料金とご相談
メイクリアは換気ダクト清掃を専門にしている業者です。専用の機材でダクト内部を確認しながら清掃し、作業前と作業後の状態を写真でその場でご確認いただけます。
- 乾燥機ダクト清掃 15,400円(税込)/作業時間の目安 約90分
- 対応エリア:東京23区および近郊
- 事前のお見積もり訪問も承ります(出張費 3,300円・税込)
- お支払いは現金・クレジットカード・PayPay・交通系ICなどに対応しています
屋外の排気フードをスマートフォンで撮った写真をお送りいただければ、状態の目安と、清掃で直りそうかどうかの見立てをお伝えします。ご相談だけでも構いません。


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